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ＦＲＰとは、繊維強化した合成樹脂のことで、強化プラスチックとも呼ばれています。開発された当初は軽量構造材として航空機部材に使用されていました。その後ＦＲＰは単なる軽量構造材料としてだけでなく、優れた耐水性・耐食性から船舶や車両、食器等様々な用途に使用され、近年では建設業界における防水・防食材料として発展してまいりました。 |
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| 建物躯体に浸入する水分をシャットアウトすることにより、冬季間に発生する凍結融解による躯体の劣化を防止します。（防水層、貯湯槽、水族館水槽等での実績があります。) |
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| 沿岸塩害地域や、酸性雨など様々な気候条件に対して高い耐食性を発揮いたします。また工場床など耐薬品性能を必要とされる場合においても対応いたします。 |
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| 一般の塗装や防水層に比べ非常に高い摩耗性を有しており重歩行が可能となります。駐車場、競技場に採用されています。 （融雪工法のＦＲＰサンコートヒートパックシステムを併用できます。） |
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| m2当り３kg〜５kg程度で歩行用露出防水が仕上がり、屋上面の押さえコンクリートが不要の為、軽量化となり荷重軽減による構造躯体が減額できます。 |
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| 塗膜ですから全面継ぎ目のない強固な層で加工されます。 |
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| ＦＲＰは非常に電気を通しにくく、絶縁体として優れた性能を持っています。 |
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| 軽い上に外的な衝撃に対して非常に強い強度を有しております。北海道においては、冬季間の落氷雪の衝撃に対して、十分な強度を発揮いたします。 |
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| 軟質不飽和ポリエステル樹脂のため、様々な下地に対応できる柔軟性があり、補修性・改修性に優れています。 |
| ＦＲＰ防水工法は、ＦＲＰの材料特性を生かして防水層を形成する工法で、一般的な塗膜防水工法、貼り付け・接着によって行う防水工法とは違い、複雑な形状や壁・天井面であってもある一定の塗膜を確保しながら躯体を包み込む事が可能な工法です。また様々な下地に対応出来るプライマー郡を有しているため、ほとんどの下地に施工が可能となります。 一般的にＦＲＰ防水工法が使用されている部位は、次の通りです。 |
| ■屋上面 | |
| 一般的なコンクリート下地の床面はもとより、機械基礎・外断熱面・パラペット面及び笠木天板・腰水きり部まですべてを一体化された面として防水いたします。また、改修時はほとんどの防水工法の上に「かぶせ工法」で施工が可能となります。 |   |
| ■タンク・水槽・プール | |
| 水や薬品（塩酸や硫酸）など、通常は躯体を劣化させる要因となる液体に対し、優れた耐水・耐食性能を発揮します。薬品槽・活魚槽・飲料用水槽・汚物槽・プールなど多方面で活躍しています。 |  |
| ■食品工場床 | |
| 食品に含まれる様々な種類の有機酸類から躯体を保護します｡また表面性状が撥水性であるため、清掃が非常に容易で洗剤にも強く非常に衛生的です｡ |  |
| ■駐車場 | |
| ＦＲＰ防水層は防水層単体の機械的強度が非常に強く、特に衝撃や摩擦に対し非常に強いため駐車場床面であっても露出防水層で施工できます。他の防水工法のような保護層（押さえコンや保護アスコン等）を必要としないため、特に立体駐車場や屋上駐車場では建物の軽量化に貢献いたします。 |  |
| ■植栽槽 | |
| 近年、特に首都圏で注目されている植栽工法ですが、植栽工法に使用される防水層は、土壌に含まれるバクテリアに対し劣化しない事、植物の根が浸透しない事、植物に使用する肥料に対し劣化しない事などの厳しい条件が絡み合います。ＦＲＰ防水層は上述の通りこれらの条件に対し十分対応出来る防水工法であると考えます。 | |
| ＦＲＰ防水層は、今まで述べてきた素材・用途・ライフサイクルコストの軽減の他にも、いろいろなメリットを有します。 |
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速硬化が特徴で短期間で歩行が可能となります。 連続工程が可能で全体工期の短縮につながります。 改修時には騒音もなく産業廃棄物がほとんど排出されません。 |
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複雑形状への施工や天井面への施工も可能です。 通常防水が困難な部位や複雑形状で防水が必要な部位も、防水端末まで薄膜（2〜3mm程度）で一体化された面として施工できます。 |
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カラーリングも自由（一般塗装並）に選択でき、都市景観に配慮したカラフル設計が可能です。 密着力に優れているため押さえ金物が不要で、壁面、役物など多彩な用途、目的に適応する工法です。 |
